禁域―秘密の愛―【完】
二人共………、優しく笑っている。本当に私達のことを祝福してくれているんだ………。
「………ありがとう。二人がそう言ってくれたことは………俺達にとって凄く励みになる」
巧も嬉しそうにそう言った。
「勿論よ!だから、頑張って2人とも。今度こそ二人ずっと一緒にいられるように」
「何でも相談にのるよ」
「ーーーー良かったね、瞳!また味方が増えたよ!」
「っ、うん………っ」
私は、泣きそうになる涙腺を何とか抑えながらそう言った。
…………本当に言って良かった。
かれんちゃん達に………言って良かったーーーー。
ーーーーーー
翌日
昨夜、愛ちゃん家に泊まった巧と私はとある不動産会社へと向かっていた。
理由は、巧の………正確には私達の新しい住まいを見つけるためだ。
住居探しは昨日、かれんちゃんが私達の話を聞いた後に提案してきたことだった。
『実は、私の叔父さんが不動産会社を経営しているの。会社規模自体は小さなものだけど、実は結構なVIPの御用達でもあるのよ。特に、VIPの中でも秘密に住居を構えたい人達を中心の顧客にしてる』