禁域―秘密の愛―【完】
巧はそう言うと私の頭をポンっと軽く叩いた。
「ありがとう………」
いつもいつも巧は、私のことを励ましてくれる……。
「おや。微笑ましいですね」
水越さんもそう言って笑ってくれた。
それが伝わり私達もまた笑い合う。
ーーーーこんな幸せが。
いつまでも、巧と笑えるそんな日々が、もうすぐで待っているのかもしれない。そう思うと………心が自然と晴れやかになった。
ーーーーーーー
私達が借りたのは、都心から少し離れたマンション。
どうやら、新築らしくまだ入居者は少ない。床も壁も全てが新品でピカピカだ。
「良い感じだな」
「そうだね!」
全てが終わったら………巧とここで暮らすんだ。
そう思うと、自然と笑顔になる。
「………瞳、嬉しそうだな?良かった」
巧も安心したように微笑む。
「当たり前だよ………」
嬉しいよ。巧と二人だけの場所を見つけられて嬉しくないわけがない。