禁域―秘密の愛―【完】
「ーーーっ、愛ちゃん!巧は今どこにいるの!」
嫌だ………嫌だ!
巧………どうして? どうしていつもあなたは何も言わずに私から離れていくの………?
どうして………いつも一人で抱え込むの………!
「………巧に何かあったの?」
私を見て緊迫した状況が分かったのか朝香さんが聞いてくる。
………そうだ。巧はまだ朝香さんと一緒に住んでいる。朝香さんなら、巧の事を知っているかもしれない………!
「っ、朝香さん!巧が今どこにいるか知らないですか!?巧がっ………巧がっ………また私の前からいなくなるかもしれないっ………」
「っ、瞳さん。それは………」
「巧が………私の親友を昨日訪ねたそうなんです………その時に、私の事を暫く頼むって………!」
「ーーーえっ!?」
朝香さんはその瞬間驚いたように目を丸くした。
「………っ、嘘でしょ!?巧が昨日!?そんなはずないわ………!」