禁域―秘密の愛―【完】
「優斗が………そんな……」
そんな恐ろしい事を………。
巧の事もだけれど、巧をそんな危険な目に遭わせているのが優斗である事に私は尚ショックを受けた………。
「嘘じゃない………優斗君はそれくらい………瞳さん。あなたの事を愛してるのよ………巧なんか、あなたを手に入れる為なら失っても構わない。きっとそれほど………」
「っ………」
「でも………! 元はと言えば!あなたさえ………あなたさえ居なければこんな事にならなかった! 巧はこんな無謀な事はしなかったわ!巧は言ってたの………この交渉を成功させれば瞳さんと一緒に居られるからって………。全部、全部、あなたのために………ッ」
そう言うと、朝香さんは一気に泣き崩れた。
丁寧に今の状況を説明したり、こうして私に対して怒ったり………朝香さんもきっと、気持ちがいっぱいいっぱいなんだ。
それに、朝香さんが言ってることは当たってる………。
「ごめ………んなさい………」
私は決して、朝香さんを責めれる立場で無かった。元はと言えば………私の責任だ。
優斗も………巧も。限界の部分まで追い詰めた………私の………