禁域―秘密の愛―【完】
そして、緊張感が漂う中、優斗に電話をかける朝香さん。
しかし、なかなか優斗はでなかった。
「おかしいわね。仕事はもう終わってる筈なのに………」
その時だった。
私の携帯が音を立てて、なったのだ。
相手はーーー………優斗。
「………!そうだ………!」
ここまできてやっと私は重大な事に気が付いた。
私は今、病院から脱走している。だから病院から優斗に連絡が入ってもおかしくはないということに。
そして優斗はきっとまた私を連れ戻そうと必死になってる………。愛ちゃん家にいると知られるのは時間の問題だ。
しかも、今は朝香さんと一緒で私達に協力しているとバレると色々まずい。
「………どうしよう!きっと優斗が私の事探してる。私が脱走したのをきっと知って………!」
「っ、瞳!とりあえずどこかに隠れてーーーー」
その瞬間………だった。
愛ちゃん家の玄関のチャイムが鳴り響いた。