禁域―秘密の愛―【完】
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ーーー数日後
昼休み、水を差しに学級花壇へと向かっていた私を
「ーーー瞳ちゃん」
何の前触れもなく、彼女は呼び止めた。
「………え?」
聞いたことのある高めの可愛らしい声に振り向くと、そこには
「かれんちゃん?」
保健室で親しくなった美少女、かれんちゃんがいた。
「久しぶり。瞳ちゃん」
彼女は、ふんわりと微笑んできた。
その笑みには思わず、うっとりとしてしまう。
「うん、久し振りだね?体調はどう?」
私は、愛ちゃんと飛び出して以降、ずっと保健室に行くことがなかった。
そのため、かれんちゃんにも会わずじまいだった。
なので、その後の様子が気になっていた。
友達になりたいと真っ直ぐに言ってくれたかれんちゃんは、私にとって大切な友達になっていたから。