禁域―秘密の愛―【完】
「今日はね、とっても気分がいいの。それで、外に出てみようと思って。そしたら、瞳ちゃんがいたから声かけたの」
「そうなんだ。よかった………」
この前よりも、顔色が良いかれんちゃんを見てホッと息をつく。
そんな私を見て、かれんちゃんは良かったら話をしない?と私を生徒専用の休息所へと誘ってきた。
一瞬、花壇のことが頭をよぎった。
けれど水差しは、かれんちゃんと話した後でも遅くはないと思い頷いた。
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かれんちゃんと私は休息所に着いた。
自販機でかれんちゃんは烏龍茶、私はレモンティーを買った後、ベンチに座った。
休息所は、保健室や、特進、普通科の教室がある第一校舎と、国際交流科や、職員室、校長室がある第二校舎をつなぐ通路の途中に設置されている。
まるで、ガーデンテラスのような空間だ。
学級花壇の花を育てるのもすごく好きだけれど、こんな風に広い空間で色んな植物が育っているのを見るのもまた一段と楽しい。