眠り姫はひだまりで【番外編】
「せ、せっかくミオ、綺麗なストレートなのになぁって、思って…別に、巻いたりしなくてもいいんじゃないかなぁって…」
…褒めてくれてるのは、わかるけど。
「…その、ストレートがヤなのよ。いーの、物は試し!お姉ちゃんにコテ借りよーっと!」
明日楽しみにしててよ、と色葉に笑うと、不安げな顔をしながらも笑い返してくれた。
…やってやる。
女の子らしく、なってやるー!
*
次の日の朝。
胸元辺りまであるあたしの髪は、姉の協力あって見事なカールを作り出していた。
「おはよー色葉!見て!見て!くるくるー!」
毛先を指差して、ホラホラと見せる。
色葉は「わー、スゴイ!」と感心したように言ってくれた。
「お姉ちゃんが手伝ってくれたの。どう?」
「すごーい!綺麗に巻けてるよ!」
期待通りの反応に、思わず顔がにやける。
…ううん、ここで満足してはいけないのよ、澪。
全ては、昼休みにかかっているんだから…!