眠り姫はひだまりで【番外編】
「ここでもいい?純が、寒い寒いって言ってるから」
見ると、水野くんはひたすら「さみい」と言いながら制服のポケットに手を入れている。
あたしは、構わないけど…
「いい?色葉」
ちらりと色葉を見ると、すごい勢いで何度も首を縦に振った。
その様子に、裕也くんは面白そうに笑って「よかった」と言う。
…まあ、色葉は嬉しそうだし、いっか。
二人きりじゃないのが、少し残念だけど。
「純くんて、寒がりなの?」
「寒がりってゆーか…暑いのよりは、寒いほうが嫌い」
「そーなんだぁ」
色葉がふふっと笑うと、水野くんがむっとした顔で色葉の頬をつまむ。