眠り姫はひだまりで【番外編】
「ヒューー!学校の王子がデレたぞーー!」
「ラブラブですなぁ王子〜」
「うるっせえ!お前らは黙ってろ!」
その様子にミオと笑いながら、私はもう一度純くんに手を振って、校門を出た。
「やるね、水野くん。この距離からあの大声って、わざとでしょ?」
…うん。
ミオとふふっと笑い合って、私は家へ帰った。
…王子様の、誕生日。
放課後デートのお約束が、できました。
*
次の日の私は、例のごとく浮かれていた。
「…ご機嫌だね。色葉」
そう、呆れた目でミオに言われるくらいには、元気だった。
…いや、だって、お嬢さん。
舞い上がりたくも、なりますよ。