眠り姫はひだまりで【番外編】


「ヒューー!学校の王子がデレたぞーー!」

「ラブラブですなぁ王子〜」

「うるっせえ!お前らは黙ってろ!」

その様子にミオと笑いながら、私はもう一度純くんに手を振って、校門を出た。


「やるね、水野くん。この距離からあの大声って、わざとでしょ?」

…うん。

ミオとふふっと笑い合って、私は家へ帰った。


…王子様の、誕生日。

放課後デートのお約束が、できました。






次の日の私は、例のごとく浮かれていた。


「…ご機嫌だね。色葉」


そう、呆れた目でミオに言われるくらいには、元気だった。


…いや、だって、お嬢さん。

舞い上がりたくも、なりますよ。


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