眠り姫はひだまりで【番外編】


そうでなくても今日、学校に行ったらみんなに冷やかされたのに。

あの場にいなかったという人でさえ知っていたんだから、驚いた。

なんせ学校の王子様の話題なんだから、広まるのも早いよね。


…今までは、遠巻きに『いつ振られるか』、まるで面白い賭けでもしているような目で、見られていたけど。

これからは、あんなふうに言われちゃうのかな。

あからさまに、悪口として。


「……女子の嫉妬って、怖いね…」


この先のことを考えて、一気に気分が沈む。

四限の音楽が終わり、そう言うとミオは「そーねえ…」と苦笑いを浮かべた。

「…このまま、悪化しないといいんだけどね……」

…ホントその通りです、ミオ様。


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