眠り姫はひだまりで【番外編】
やっぱりしょんぼりしかけていると、純くんの横で笑う女の子は、ちらりと私の方を見てきた。
…私に、気づいてる。
そして、ふっと笑った。
「……!」
いっ、い、今!
まさか、馬鹿にされた!?
信じられないという顔をしていると、女の子はそのままさっきより純くんに顔を近づける。
その大人っぽくて、綺麗な顔を。
私にはない、『純くんに似合う』堂々とした笑みで。
わざと、少し距離を置いて後ろにいる私達に聞こえるような声で、彼女は純くんに話しかけた。
「…ねえ、新しい純の彼女さぁ。今までとタイプ違うよね。どしたの?」
どきん、どきん、と胸が波打つ。
ミオは女の子をキッと睨みながら、私の手を握ってくれていた。
「…どうしたって…別に、いいじゃん」
純くんが眉を寄せて、彼女を見る。
女の子はちらちら私の方を見ながら、「えー?」と高い声を出した。