二番目の女。
「…ねえ」


ベットから聞こえる声


『はい?』

思わず間抜けな声がでちゃった



「寝てたの?」


…寝てた?


『寝てた、というのはどういう意味…』


修平さんと寝た?って事?

ここで眠った?って事?



「…布団あったかいからさ、眠った?って意味なんだけど」

…あぁ


『眠ってましたよ』


そういう意味か



見知らぬ彼は'ふーん'と興味なさそうに言ってからごろんとベットの上で転がった。



『…』


興味ないなら聞かないで、一言文句を言おうと思ったけどごくっと唾をのみこんで我慢した







「やめとけよ」




彼に、低い声を出されたから
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