二番目の女。
…何故、こんな事になってしまったんだろう
ついて行ってしまった自分が馬鹿すぎて笑ってしまう
颯太は私の事を離す気はこれっぽっちもないようだ
どうしよう…
震えた手で、携帯を開く
『もう』
電源が切れてる
颯太とは携帯が違くて枕元に転がってる充電器も合わなかった
このまま、出て行きたい
でも――、
『ッ』
全身が痛くて動かなかった
このままじゃ、ダメなのに
出て行けばきっと颯太が悲しむ
もう少し様子を見て、納得してもらって、別れよう
――この行為が後悔する事になるなんて、私は知らない