二番目の女。
「どういう意味?」


俺は訳も分からず修平に聞いた


"オモチャ"

それは性欲処理――を表してる気がして


だけど、そんな風に女を荒く抱いてるなら、俺に流れてくるはずだ

じゃあ何だ?


不思議に思った。



「えっとねー、妹だよ、妹」

そう酒を飲みながらニヒルに笑う修平


「妹…って?」

彩海ちゃんの妹??

だけど、彩海ちゃんに妹なんている、って事は聞いていないから一人ッ子のはず


俺はそう、勘違いをした


「まあ、そのうちわかるよー」

なんていいながら修平は酒を荒く飲んでいた。

だからなんとなく、なんとなく思った


きっと荒く抱いた女の中の誰かの妹なんだろう、と解釈して



「胡桃ちゃああーーーーん」

なんてもう酔いまくってる修平はつまみの胡桃を食べていた



「名前…胡桃ちゃんなの?」

まあ、胡桃っていえばそうなのかもしれないけど



「ウン」
なんて言って修平は完璧に酔っていた。
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