二番目の女。
俺は携帯を開いて、下書きメールの所に

〔胡桃? くるみ〕

と入れといて携帯を閉じた



「でさ…修平は、胡桃ちゃんって子をどう思ってるの?」


気になる所は、そこだ



「ええ…?好きとかってこと?」
やばい、修平このままじゃ寝るな


「うん」


「好きなわけねーじゃん…でも、アイツは…俺の事好きだから、ヤってんだよー…まあ、彩海だって、してるんだし…つうか、アイツとは禁断の関係ってやつでー燃えるんだよなー…そう思ったら他の女なんて抱かないでアイツだけ…っひ…」

禁断の関係?
どういう意味なんだ?

全く意味が分からなかった

修平は、それだけ言い終わると満足したように眠りについた




「…、」

好きなわけない…か




流れてこない、その不思議な妹と呼ばれる子は、きっと…


簡単に言えば二番目なんだけど、


修平だけ手に入れられて、俺には手に入れられないものが羨ましくなった


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