スレイブプリンセス
さっきまで笑っていたバイオの顔が真面目な顔になる。
「またセイレリア家の令嬢が城に来た。追い払おうとしたんだが、失敗した。悪い。」
「…いや、いい。で、今どこにいるんだ?」
「執務室に入ったまま動かないんだ。多分お前を待っているんだろう。本当やっかいなお嬢様だぜ、昔から。」
「そうか、わかった。」
エデンは立ち上がり、城の方へと歩き始めた。
「おい、気をつけろよ、エデン。」
「わかっている。」