危険なキス
 





「そんなすぐに服着んなよ」

「や、無理だから」


愛し合ったあと、すぐに服を身に着けるあたし。

恥ずかしくて、裸のままでなんかいられない。


「はい、そこまでー」
「きゃっ……」


でも結局、スカートを履くことは出来なくて、下着とセーターのままベッドへ連れ戻された。


「こういう時間を大切にするのって、女のほうなんじゃねぇの?」
「……」


後ろから、抱きしめられる形で横になる二人。


確かに、余韻を残すように、まったりするのは幸せを感じる時間だと思う。


「それと」


一言そう言うと、言葉を真面目な口調に変えた。



「俺から、まだちゃんと話せてないから」



それは、本来先生から聞くはずだった、過去のことだった。
 
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