闇に咲き誇る桜






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自分の部屋へと続く縁側を歩いていると、とても大きな月が顔を出していた。



縁側に座り、しばらく柱にもたれながら、なぜかずっと見ていたくなる様な月を眺めていた。





夜の冷えた風が心地いい。







?「春でも夜はまだ冷える。




さっきまで体調が良くなかったのだろ?


体を冷やすのはあまり良くない。」



薄い気配をまとった斎藤が静かに話しかけてきた。



夜「ご心配おかけしてすいません。


体調はもう大丈夫です。








今晩はとても月がきれいですね。」





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