闇に咲き誇る桜






芹「一人か・・・。


まぁいい。

お前にしては十分だ。


俺にも、お前の抱えているものを話してはくれまいか?」


やっぱりこの人には敵わないな・・・。

師匠といるみたいだ。


夜「はい・・・。

名は、敵を討つまで二度と使わないと師匠が殺されたあの晩に決めて封印しました。

今は『月光院』で使っていた名を使っています。

その時の仕事は暗殺でした。

院を出てからは長人を殺す内容の仕事を主に受けていました。

家茂様や容保様にも依頼された事は何度かありました。


院で忍び頭任命された頃から何も感じなくなって。

それまでは、任務が終わったら罪悪感だったり感じていた筈なんですが。

だからもう、考えるのをやめて男や女、体なんかも屈指し、俺の全てを掛けて幕府と長州の両方から情報と金を搾り取ってやりました。

私はあなたが思うほど綺麗で立派ではありません。

醜いほど汚れているのですよ。

どちらからも恨まれていますし。

こんな状態になっているのに、いまだ何も感じない私は、もはや手遅れなほど壊れているのでしょうね。」






< 146 / 152 >

この作品をシェア

pagetop