闇に咲き誇る桜





芹「・・・そんなことはない。

そんなに思いつめるほどお前が苦労しているときに何もしてやれず申し訳なかった。」


そう言って、俺を抱きしめてくれた。


一年ぶりに感じた人肌は、俺には少し熱かった。




芹「そうか・・・。

俺もその『月光院』の事は少し知っている。


一度入れば出ることはできない。

・・・それに、“夜桜”の事も聞いている。

受けた依頼は一回も失敗したことがないとか。

院の方針を忠実に守り、あくまでも中立を保ち忍び頭をしていたが、最近院から抜けて幕府についていると言われている。


此れで合っているか?」


・・・さすがだ。

ここまでの情報は上層部の人でも知っている人は少ない。

普通、“夜桜”の名を知っているだけですごい事なんだがな・・・。

かなり情報は入ってくるようだな・・・。






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