闇ノ花




すると、山崎も隣に座ってくる。


山崎は洗濯物を掴むと、私と同じように洗い出した。





「……お前、今日これから暇か?」


「え?あ、うん。ぱぱっと仕事終わらせたらね」


「そうか」





山崎は一つ咳払いをすると、言葉を繋げた。





「汁粉でも食いに行くか」


「……えっ?」


「まあ、たまには気分転換も必要だろう。疲れを溜めて倒れるよりはいい」





えー!


山崎が優しい!




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