闇ノ花




当然……復讐する為に決まっている。


だけどこれは、山崎には関係ない。





「興味があったから」


「そうか……」





沈黙。


暫し二人して無言を貫いた後、山崎がこっちを向いてようやく口を開いた。





「他にも理由あるんじゃないのか?」


「……」





こいつはやっぱりプロの忍だ。


嘘だと見破った……。




「強くなりたいから。それだけだよ」




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