後輩レンアイ。
あたしはおもに、視聴覚室で情事を行っている。
あそこは声が外に漏れないし、なにより使い勝手がいい。

こんな事をしてるのに、なぜ退学されないかって?
そりゃ、あたしが理事長もたらし込んでるからに決まってる。
理事長は、結構お金をくれるから便利だ。

(さて、今日は何人かなー。)

そんなことを考えながら、学園の廊下を歩いていた。

すると、目の前から男の人があるいてくる。

あ、この子今、一年で有名なイケメンクンだ。
3年の女子が騒いでたっけ。
まぁ、会うのは初めてだったし、結構驚いた。

確かにイケメンクンだわ。

すっと通った鼻に、キレイな茶髪。目は猫目で、背丈はあたしと…30㎝差以上かな。

まぁ、あたしがちっちゃいんだけど。
もうこの身長で止まってるし。

あたしはちなみに、148㎝だ。

小さい方。
てか、ちっちゃい。

そんなあたしと、一年のイケメンクンがすれ違う。


そのとき。


「ヤって金もらってるってホントですか?
アンタ、最低だな。

オレそういうヤツ一番嫌いなんだよ。」


耳元で、囁かれた。

うーん、困った。

あたしは振り返って、イケメンクンに言う。

「アンタにどうこう言われる筋合いはないし、アンタには関係ない。

これがあたしのやり方。

これが、あたしよ。」
…なーんて、かっこいい事言ってみる。

なに言ってんのあたし。
はは、自分でも笑っちゃうわ。

あたしは、言い捨てるとすぐ背を向けて、スタスタと廊下を歩いていった。
< 2 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop