聖夜に降る奇跡
それからは、彼女のさっぱりした性格が手伝い、何事もなかったようにメッセージのやり取りは続いていた。
そして、再び持ち上がる『会う』と、ゆう話。
それに関しても、度重なるやり取りの中で、やはり止めた方がいいとゆうことになり、
僕が、せめて、写メの交換だけでもしたいと言ったが、やはり、彼女はそれも止めた方がいいと…お互いに顔も名前も知らない方がいいと言った。
この時、僕達が出会って2年の月日が流れていた。
相変わらず、続くメッセージのやり取り。
仕事で忙しい時、辛い時にも、彼女を思えば元気がでた。
ところが、仕事で忙しいし日が続き、彼女から定期的に送られてくるメッセージにも返信が出来ないことが続いた。
それでも彼女は忙しい僕を気遣って、返信が要らないような内容で、しかも、僕を労う言葉と励ますような写真を添えて、
そしていつも“返信のお気遣いはなく”と、締め括られていた。
だから、僕はそんな彼女に甘えていた。
そして
いつもよりも、日にちをあけて届いたメッセージ。
このサイトを退会しようとしていること、僕への想い……
“不毛なものはイヤ…それが苦しい”と……
そして、最後に感謝の気持ちが綴られていた。
これが、彼女が初めて僕に見せた、彼女の本心と弱音だった。