最低男との結婚
結局、服などを
すべて直してしまうと
片付いてしまったという

何とも、やりがいのない引越しで・・・


お風呂用具も、食器類も、洗剤も

生活に必要な物は
まったく揃っていない状況が

今、現在ここにあり、


「優奈、俺
ちょっと出てくるな?」


「え?ど、どこに?」


「足りねぇもん買って来るわ」


「あ、うん・・・」


と、放置され・・・・

夫であるはずの大輔は

一人、出かけていきましたけど・・・


こういう場合、

普通・・・・

一緒に行くとか・・・・


せめて、誘うとか・・・


あるんじゃないのだろうか・・・。


取り残された家は

ガランとして、静かで・・・

自分の存在意義を

ただただ、じっと考えている・・・。



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