風俗嬢の恋人はサンタクロース!?【完】
「ゴメン健さんっ」
あたしは健さんを避け
走りだそうとする
なのに、
突然腕を掴まれた。
「美枝ちゃん」
「!?」
健さん・・・
今、あたしの事なんて呼んだ・・?
驚愕しているあたしを
健さんは真剣な眼差しで見つめ
捕らえて離さない。
「ちゃんと、話さなきゃダメだよ」
そう言うと
あたしの身体を
無理矢理もとの方に向けた。
目の前には
明らかにショックで立ち竦む
元彼、たっくんがいた。