風俗嬢の恋人はサンタクロース!?【完】

「話をしよう、美枝」

たっくんがあたしに手を差し出す。

話すって・・何を話せばいいの。


健さんが迷うあたしの背中を押す

「行っておいで、美枝ちゃん」


あたしは


コクリと頷き
無言でたっくんの手を取った


「ありがとう」
たっくんはそう言うと
そのままあたしを連れて歩き出す



健さんの気配が遠ざっていく

懐かしい、たっくんの手の暖かさが
代わりにそこにいた



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