冷徹ドクターに甘やかされてます



わかってる

陸の気持ちが、きちんと本気であること

けど

一線を越えたらもう戻れないこともわかっているから

医師と患者の家族のまま

その気持ちに、応えも返せずにいる



それでいて

抱きしめたり、触れたりして

そんな自分が最低なこともわかってる





『例え春田先生に嫌われても、好きだから…それだけは、覚えていてね』





そんな俺にも彼女は、躊躇いなく愛を伝える

越えてはいけない、

そう決めて引いた線を簡単に飛び越えてしまう




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