冷徹ドクターに甘やかされてます
「…、」
「……」
触れそうなほどの近さと、ふわりと漂う先生の匂い
それらにドキッと心臓が音をたてた瞬間、反応するように、顔が一気に熱くなる
「何また一人で照れてるんだよ」
「だ、だだだって…近い、」
「…本当ガキだな」
ふっと笑っては、ほんの少し距離を詰める顔
(…心臓が、うるさい)
ドクドクと鳴る心臓に
体温、感触、匂い
全てが更に、体温を上げさせる
何度触れても慣れることなんてない
彼の、感触