冷徹ドクターに甘やかされてます



「……」



(…抱かれた肩が、熱い)

冷めない熱が

しっかりと、残って




「で?何でチューしようとしてたの?」



「え!!?」



するとまだその場に残っていた崎山先生はニヤニヤとしながら私へ問う。



「みっ見てたの!?いや、ていうか、別にキスしようとしてたわけではなくてっ…」



「えー?だって二人で顔近付けて今にもチューしちゃいそうなムードだったじゃない?いい雰囲気すぎて思わず割り込んじゃったけど」



「ひどい!!」



どうやら一部を見ていたらしい崎山先生はからかうように笑ってみせる。


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