愛するお方がサンタとなりました
ついつい、いつもの癖で、あなたの上着ポケットに電話番号書いた紙を忍ばせた屑がいないか確認してしまったけど……あら、いたかしら。
「あなた、またモテてしまったのね。この番号をネットでばら蒔いてもいいかしら」
「悪質な真似すんなっ。あ?番号?」
横になった体を起き上がらせ、ワタクシが持つ封筒を手にとるあなた。気だるげな感じがそそるわ。
「あー、ちげえよ、これは。俺たちが送るもん。仕事……プレゼント配りが無事に終わったら、これに何か欲しいもん書いて送れだとさ」
中を確かめれば、文字が書かれていないクリスマスカード。
早速、ペンを持てば、あなたに奪われてしまったわ。