ド天然!?魔女っ子の秘密
と、思ったけど、さすがは翔太。

本棚全体に薄いシールドが張ってあった。特に、大魔法辞典に関しては桁違いの防御魔法がかけられている。

この学園の生徒でも、校長とあたしくらいしか分からないだろうと思われるくらい凄く薄いんだけど、威力がとんでもなく強いことが見るだけで分かる。


これ、触れたら感電して死んでしまうだろうな……

そう思うとゾッと背筋が凍った。


シールドに触れないよう細心の注意を払いつつ本棚を眺めていると、読書用の本が置いてあるのを発見した。十数冊ほど置いてある。

背表紙に見覚えのある本を見つけた。



「あ、これ……」


見るとあたしもお気に入りの大好きな本だった。何だか共通点を見つけたみたいで嬉しい。

部屋にある全ての物が翔太らしいものばかりで、あたしにとっては宝箱みたいだった。


洗濯物をベッドの上に置いて、まじまじと部屋を見た。


いつも、ここで過ごしているんだ……


なんて、当たり前のことを考えてしまう。


窓際にあるあの観葉植物になれたら、四六時中翔太の部屋にいられるのに。

あー、いいな。

生まれ変わったら翔太の部屋の観葉植物になりたい。
< 229 / 535 >

この作品をシェア

pagetop