ド天然!?魔女っ子の秘密
あたしは翔太の分の洗濯物を畳んで持って行ってあげることにした。翔太の部屋の前まで来て、足が止まった。

ここまで来たはいいけど、勝手に部屋に入ってもいいかな…?


『勝手に入りやがって…』

と怒られそう…


どうしよう……



えーい、いいや!

何も触らなければ大丈夫でしょ!

ね!そうだよね!


あたしは一人納得して翔太の部屋のドアに手をかけた。



ドアをあけると、翔太らしい部屋だった。


カーテンやベッドのシーツなど、家具が綺麗なブルーで統一されていて、散らかっているなんてこともなく綺麗に片付いている。というか、塵一つごみ一つ落ちていない。

備え付けの本棚には、さまざまな種類の本がぎっしり入っている。ほとんど空いているスペースなんてない。

教科書ももちろんおいてあるんだけど、それだけではなくて、魔法使いの専門書や、大魔法歴史書全集、魔物退治屋用の魔物図鑑全巻など、難しい本ばかり置いてある。

大人でも読まないような、古く分厚い本もいくつも置いてあるのも分かった。


って、これ、大魔法全集じゃないですか…!

歴史やら、文化やら、難しい魔法のスペルに魔法陣など、何でも載っている大辞典。

この世界に5冊しかないんだけれど、国営図書館に1冊、王室に2冊、"ガーネット"にも1冊あり、もう1冊は"サファイア"にあるって聞いていたけど…

あんた、こんなとこに置いておいて管理大丈夫なんですか!?
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