四十九日。



目が覚めると、目の前に管が幾本も繋がれた俺がベッドに横たわっていた。

名前とかよくわからないけど、ドラマなんかでよくあるピッピッて鳴るやつも隣にあって。

せわしなく走り回る看護士や医師たちを見て、そこが病院である事に気づく。

少し離れた場所に、なつきと母さんがいて。
しきりに『なちのせい』と言いながら涙を流すなつきを泣くのを我慢しながら母さんが支える。



そっか、俺…なつきをかばって…。


「先生っ、かずきを、かずきを助けてくださいっ!お願いします!」

なつきが医者にすがりつき懇願する。

「我々も最善を尽くします。気をしっかり持って」

「はい…」

そう言いながらも涙が止まらないなつきに、母さんが歩み寄り抱き締める。


「なつき…母さん…」


あ…。

父さんが亡くなった、まだ幼かったあの日。
俺は母さんに約束したんだ。

『俺、母ちゃんとなつきを守るから!』

今さら思い出した。




まだ、死にたくないよ。



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