『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
気絶したね、師匠。
白目むいて、泡吹いてる。
「あー楽しかった、後はムコちゃんよろしくねー」
「皆さん、ありがとうございました」
隠れていたカメラクルーと、お店のスタッフが全員出て行き、後はかつお・つよし師匠とあたし達2人、そしてロッカールームに監禁されたSuper ㎡だけ。
気絶したかつお師匠の顔に、先輩はバケツの水をひっかけた。
「師匠、出番ですよ」
「ん……、なっ、お前何しよるっ! 」
「おはようございます」
微笑んだ先輩は、側に座り込むと顔を近づける。
「この顔、見覚えないですか? 」
「知らんがな」
「そうですか、じゃあ銀座のサユキは覚えてますよね」
「サユキだかサユリだか知らんが、ワシに何の恨みがある? 」
覚えていないんだ、この人。ああ、先輩の目が怖い。
「26年前、そのサユキに生ませたあなたの子ですよ、僕は」
「あー、お前がモメとった女かいな」
つよし師匠の方が覚えていたらしい、相方って凄いな。
白目むいて、泡吹いてる。
「あー楽しかった、後はムコちゃんよろしくねー」
「皆さん、ありがとうございました」
隠れていたカメラクルーと、お店のスタッフが全員出て行き、後はかつお・つよし師匠とあたし達2人、そしてロッカールームに監禁されたSuper ㎡だけ。
気絶したかつお師匠の顔に、先輩はバケツの水をひっかけた。
「師匠、出番ですよ」
「ん……、なっ、お前何しよるっ! 」
「おはようございます」
微笑んだ先輩は、側に座り込むと顔を近づける。
「この顔、見覚えないですか? 」
「知らんがな」
「そうですか、じゃあ銀座のサユキは覚えてますよね」
「サユキだかサユリだか知らんが、ワシに何の恨みがある? 」
覚えていないんだ、この人。ああ、先輩の目が怖い。
「26年前、そのサユキに生ませたあなたの子ですよ、僕は」
「あー、お前がモメとった女かいな」
つよし師匠の方が覚えていたらしい、相方って凄いな。