『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
2人が出て来ると、ファンからの応援が飛ぶ。


「はい、どうもーSuper ㎡ですー」
「まあこうしてMANZAIーGPに出てますけど、自分らまだ高校生なんですわ」
「いきなりやなー、シュウ」
「いきなりやないて、こん中で1番若いことをアピールせな」


緊張している、明らかにファンしか反応していないから。


「まあ普段は芸能人が通う学校で、勉強とかまあ色々してます」
「せやな、あの学校の中、右見ても左見ても芸能人ばっかりやし」
「授業中も、やっぱり大阪の普通の高校とは違うワケで」
「おっ、学校の内部事情の告発かいな! 」


万里也が難しい言葉を言うだけで、クスっと笑いがもれる。


「お前難しい言葉知っとんなー、内部事情の告発て、どこで勉強したん? 」
「そら新聞や、一応、芸人として知っとかなアカンし」
「新聞読んでるトコなんて、一度も見てへんど。マンガ、ファッション誌、エロ本しか読んでないクセに」
「こんな所で言うなやっ! 最後のはアカンやろが! 」


三段オチ成功、だけどこの後が問題だ。
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