Bitter Sweet
さっき、遮られたけど。
今度こそちゃんと自分の気持ちを伝えよう。


「蓮。」

「ん?」

「好き、だよ。」


遠回りしたけど、やっと。

やっと分かったの。


ありったけの気持ちを込めて、やっと、言えた。

本当は、好きって一言じゃ足りないくらい、気持ちが溢れ出しているけど。

想いが通じ合うって、こんなに胸を熱くさせるものなんだ。
嬉しくて涙が出るなんて。


ーちゃんと私の気持ち伝わったかな。

そーっと、高梨の顔を見上げると、耳まで真っ赤で。

顔を覆うように手のひらを口元に当てていた。


「…ヤバイ。」

そうボソッと呟いたと思ったら。

あっという間に、唇を塞がれていた。

優しい、啄ばむような、軽いキスを繰り返したかと思うと、チュッと音を立てて、すぐ唇を離される。

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