Bitter Sweet
高梨の程よく筋肉のついた胸板。

締まった腕。


その二つに包まれて、敏感な所を攻められると、

蕩けそうに甘く身体の芯が疼く。


「んっ…、や…高梨っ…。」

恥ずかしくなるくらい、甘い声が出てることに抵抗を覚えて、
それ以上の刺激をやめさせようとするけれど、

「ダーメ…。もっと鳴かせたい…。」

吐息混じりに却下される。

「蓮、って呼びなよ…。そしたらやめてやってもいーよ?」

話してる間もずっと刺激は受け続けて、もう何も考えられない。

うっすらと目尻に涙が浮かぶ。

「レン…?っ、蓮…っ。」

呼んだと同時に、
ギュウッと固く抱きしめられた。

「ヤベ…。やっぱムリ。」

そう言って、開いていた私の両手を握りしめ、熱が私の身体を貫いていく。

身体の奥が、熱くて。

ー溶けそう…。

ひとつになれるって、どうしてこんなに。

幸せな気持ちでいっぱいになるの?


けれどしばらく高梨は動かないで私の頬に手を添えて優しくキスを落とす。

頬に、額に、鼻に、瞼に…口唇
に。





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