Bitter Sweet
冬の朝は明けるのが遅いからまだ結構暗いけど、時計を見ると6時半過ぎ。


ーよく寝てる。

規則正しい寝息の主の温もりに包まれていることに安心して、
更に身を高梨にくっつける。

あったかい…。

やっぱり、気持ちが繋がってるからこそ、この腕の中が心地良いんだよね。


気持ちがないのにカラダだけ合わせても、後に残るのは微妙な気まずさと虚しさだけ。

少なくとも私は、そうなんだ。


高梨が、私を好きになってくれたことが。

ほとんど奇跡みたいなものだけど。

もう、離したくないよ。

ずっと傍に居て欲しい。

ーそう願いを込めて、

高梨にそっと口唇を重ねた。

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