Bitter Sweet
ようやく順番が巡ってきて、私達は観覧車に乗り込んだ。

「あー、寒かったぁ!やっと寒さが凌げるね。」

はぁ~、と息を吐いて手を温める。


「貸してみ。」

蓮がそう言って私の両手を取った後、同じように、はぁ~、と息を吐き手を包み込む。

蓮の伏せられた目元を見て、相変わらず睫毛長いなぁ、と自分の目をパチクリしていると、

「コッチ来なよ。」

と、鋭い視線と共に軽く手首を掴まれた。

向かいあわせに腰掛けていたからだろう。

隣に腰掛けてるとバカップルっぽくて嫌だな、と思っての行動は、アッサリ打ち砕かれた。


傾かないよう車内でゆっくり移動して、蓮の隣に腰掛けると、蓮は満足げに微笑んでいた。


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