永遠(とわ)に果てぬ愛
その表情は、私でも怖いと思う。
だけど、彼女は平然としていた。
「何様って、婚約者様よ。ベタベタするの、当たり前じゃない」
そんな言い方にムカついたのか、莉奈は殴りかかろうとした。
慌てて、私は莉奈の腕を掴んだ。
「莉奈っ。ダメだって」
「だってコイツ、ムカつくんだよっ」
「だからって、暴力はダメだって」
正直、私だってムカつく。
だけど、暴力沙汰になんてしたら、この子が何するか分からないから。
「さすが、お手伝いさんねぇ」
完全にバカにしている。
お手伝いさんがそこまでする訳がないし、あなたを庇った訳でもないのに。
その言葉を聞いた莉奈は、また殴りかかろうと腕を振り離そうとする。