永遠(とわ)に果てぬ愛



理央くんの言葉にハッとした。

ここは、リビング。

それも、2人きりではなく、拓海と理央くんがいる。


それを思い出した私は、急いで怜央から離れた。

おそらく、顔は真っ赤だろう。

怜央が楽しそうに笑っているんだから。


その後、なんとか気持ちを落ち着けて、みんなでご飯を食べた。

そして今は、4人でリビングでくつろいでいる。

そんな光景も珍しい。

休日になると、全員が朝から出かけたりしているから、4人そろうこと自体珍しい。



「あ、私、お昼は莉奈と出かけてくるね」



今朝電話して決めたのに、すっかり言うのを忘れていた。

まぁ、朝から照れるようなことがあったせいだ。



「深町と?あ、昨日のことで?」


「うん、そう。莉奈にも聞いてみようと思って」



怜央に、聞いてもいいと言われていたから素直に答えた。




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