俺様王子様に振り回されて
・・・・・・・・あーっと。




「先生?空腹で死にそうなんスよ。

手、離してくんね?」


「・・・・・・・拒否する。」


「あ?」





拒否するだと?




「もう・・・・止められないんだっ!!!」






数学教師は私のもう片方の手首をガッチリ掴んだ。



そして、ダンッと壁に私の体を押し付ける。








グングン近づいてくる教師の顔。







・・・これ、キスじゃね?








って、マジかよ。








慌てて体を動かす。





・・・・・・・・・が。








「チッ」






クソッ!


やっぱ、力じゃ敵わねぇか!










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