- 魔 法 戦 争 -
二人の会話はあっという間に終わった。佐々木先生の馬鹿でかい声で。
「おーい、始めるぞォォ!」
湊は仕方なく雷とチームを組み、位置についた。
目の前にいるのは、男のペアだった。
一人は、白い髪の毛で目が水色の可愛らしい少年。もう一人は灰色の髪の毛で目が黒色の少年。
「じゃ、始めるぞォォ!スタート!」
始まった。周りから声がする。湊は周りを見ると、先輩達が数十人いた。
「あれれれ?えっと、一之瀬くんっ、よそ見してていーの?」
白い髪の少年が紫色の玉を右手に作っていた。
「バーカ!湊はお前なんか一瞬だぜ?」