- 魔 法 戦 争 -

「じゃ、俺がお前を倒そう」


灰色の髪の少年は湊にそう言い、日本刀を、出した。


「負けませんよ?」


『ウィンド』


灰色の髪の少年がそう唱えると、刀に風が吹いてきた。少年は、刀をを下から上へと大きく回すと湊に向かって刀をふった。


一切触れてもいないのに、湊に痛みが襲う。


「クッ…」


(これは…魔法も刀も使える奴か)


「おやおや、お前はこれで終るのか?」


「そんなわけ…ないですね、」


湊は勢い良く走り出した。


少年は湊の速さに目が追いつかない。


ーーードカッ


すると、横腹に痛みが襲った。


「うっ…」


湊が回し蹴りをしたのだ。

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