- 魔 法 戦 争 -
一方、雷はと言うと
『サンダー・ボール』
右手に作っていた黄色い玉を白い髪の少年に向けて投げた。雷の属性、初期魔法だ。
「そーんな、初期魔法…効かないよぉ」
しゃがんでよける。
「チッ」
『ウォーター・リング』
水の魔法、中級魔法を雷に向かって輪を出した。輪はあっという間に雷を囲む。
すると、ギュッと雷は輪に締め付けられた。
「うっ…っ…」
「どう?動けないでしょ?」
『サンダー・エアー』
すると、雷を締め付けている水は電気が勢い良く流れ、そして、空気にも流れた。
ーービッ
「うっ…あぁぁ!!!」
「僕の…負け…だ」
白い髪の少年がそう言うと電気の流れは止まった。