龍神様との恋愛事情!

「お母さん達、見える?」


とりあえず聞いてみた。

もしかしたら見えるかなって少し期待したんだけど…。


「いや、全く見えないわ」


お母さんもお父さんも首を横に振った。

そうだよね…普通は見えないって千早様言ってたもんね。

私が切なく溜息を吐き出した時だった。



「あら~、どちら様かしら?」



なんと、おばあちゃんが反応した。

千早様のことを真っ直ぐ見つめて。


「え?えっ!?おばあちゃん、まさか千早様のこと…見えるの?」


胸の痛みなんてどこかに吹っ飛んだ。

それくらい私の驚きは大きいもので。


「私が見えるのか?」


千早様も目を丸くしてる。


「見えますけど、どちら様?」


会話まで成り立った。

おばあちゃん、すごい…!


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