龍神様との恋愛事情!
お母さんが同意を強制するようにお父さん見た。
「あ?ああ!そりゃあな。結婚できないよりもしてくれた方がマシだ。それが神様でもな」
「ほら、お父さんもオーケーだって」
なんか、無理矢理言わせたようなきが…。
まあ、お父さんは昔からお母さんに逆らえないから仕方ないか。
「……でも、向こうに行っちゃったら、本当にもう会えなくなるの?」
少し寂しげな表情がお母さんの顔に浮かんだ。
それは私も知りたいことだ。
「千早様…どうなんですか?」
行き来はできるらしいけど…。
二度と会ったらダメなのかな?
ドキドキして千早様の言葉を待つ。
すると、サラッと千早様はこう言った。
「会えるよ。でも長くは無理だから、会いたくなったら塒山神社までお母さん達が来てくれるかな」