龍神様との恋愛事情!
ズキンズキンズキン
「いっ…!」
急に胸が激しく痛みだした。
思わずパジャマの胸元を握りしめて背中を丸める。
「沙織?」
「はぁっ、はぁっ」
苦しい。
心臓が締め付けられてるよう。
左肩も骨がズンと重い痛みを発してる。
ダブルの痛みに涙が出た。
「はぁ…くっ…」
「沙織!?もしや龍化が!?」
気づいた千早様が私の掛け布団をはいだ。
呻く私を優しく抱きしめてくれるけど、少しの振動が今は痛みに直結する。
「あっ、う…」
触らないでっ…!
鎖骨がジンジンする。
呼吸がしづらい。
息を吸い込むたび、骨がビキビキ鳴るような感覚が襲ってくる。
クル、シイよ…。